ようこそ、臨床疫学・経済学分野へ

臨床疫学・経済学分野は東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻(School of Public Health, SPH)の一分野として2007年4月に開設されました。

臨床疫学は、臨床の問題を扱うという点で極めて臨床的であると同時に、疫学の手法を用いるという点で極めて公衆衛生的です。医学の国際的潮流であるEBM(Evidence-based medicine, 根拠に基づく医療)を実践する基盤となる学問領域として、その重要性は増大する一方です。

また、超高齢社会のもとでの医療資源の制約と医療の効率化の社会的要請を背景として、医療経済学の重要性はかつてないほど広く認識されるに至っています。

臨床は個々の患者の生命を救い健康を回復維持することが主眼です。一方、経済学では社会全体での最適な資源配分のあるべき姿を議論します。両者はそのアプローチの方法こそ違いますが、人々の幸福を実現することを目指すという根本的な目的部分では通底します。

本学の公共健康医学専攻(SPH)における教育の目的は、専門性と公共性を兼ね備えた公衆衛生のプロを養成することです。中でも臨床疫学・経済学を実践する専門家の育成は国家的急務であるといえるでしょう。

本分野は、疫学と経済学という背景の異なる2つの数量的分析手法と関連の社会科学的理論を裏付けとし、境界領域的な応用学問分野として、実証データに基づいた研究と実践・教育を志向しています。

 

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